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建築家にして、デザイナー
アルネ・ヤコブセン(1902-71) は、1927年にデンマーク王立芸術アカデミー建築科を卒業。ヤコブセンが、稀代のモダン建築家にしてデザイナーとしての頭角を現したのが、1929年に開催された「未来の家」建築コンクールでした。デンマーク現代建築の真の到来を告げるこのコンクールでの優勝が、ヤコブセンの偉業の幕開けとなるのです。
1950年、ヤコブセンは、家具の分野にもその手腕を発揮することとなります。彼の手による家具は、まさにパーマネント・コレクション。それが発想された時点でもうすでに将来においてポピュラーな存在となることが約束されていました。1950年代にオリジナルが発表された「アリ」や「タマゴ」をモチーフとした椅子は、発表当時そのままの魅力があせることなく、いまでもそのデザインの輝きを放っています。彼の最初の成功作は、1952年の「アントチェア」。現在では、いくつものカラーバリエーションも製作されています。また著名な「スワンチェア」や「エッグチェア」は、もともとコペンハーゲンに建設されたSASホテルの専用品として、ステンレス製のカトラリーやランプと一緒にデザインされたもの。これらの作品は、今でもコレクターたちにとって憧憬を抱かせる名作と評価され、同時にヤコブセンのデザインスキルのすべてを表現するショーケース的な役割も果たしているのです。 |
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